土曜日, 12月 31, 2022

BUFFALOのNAS復旧 (容量アップでの交換も同様手順が使える)

流れ

  1. イメージデータを準備する
  2. ツールを実行するPCのIPアドレスを変更する
  3. Tftpd64でDHCPの設定をする
  4. Tftpd64でTFTPの設定をする
  5. NASとPCを直接LANケーブルで繋げる
  6. NASの電源を入れる
     電源を入れるとDHCPでIPアドレス取得して 192.168.11.1 (PC)のTFTPサーバーからBOOT用のイメージを取得する
  7. LSUpdater.exe(公式ツール)でFWを書き込み
  8. 復旧完了




必要なツール

圧縮解凍ソフト:Explzh(64bit版)
 └ https://forest.watch … ary/software/explzh/
イメージを転送するツール:Tftpd64(tftpd64.464.zip)
 └ https://bitbucket.or … n/tftpd64/downloads/
イメージを転送するツール(中のデータが欲しいだけ):TFTP Boot Recovery 1.53.rar
 └ https://www.yokoweb. … 0Recovery%201.53.rar
公式ファームウェア(検索してください)
 └ https://www.buffalo. … p/download/software/




必要なデータの準備

TFTP Boot Recovery 1.53.rar の解凍

Explzh等の解凍ソフトで解凍してください。
ccm-sv-gifu_000208.jpg

公式ファームウェアの解凍

私の場合は「LS-Y2.0TL」なので「ls_series-v175.exe」をダウンロード
ダウンロードした実行ファイル(exe)を起動すると、「C:BUFFALOls_series-v175」に解凍されデスクトップにそのショートカットが作成される(スクリーンショットはディレクトリ移動しています。)
ccm-sv-gifu_000209.jpg

initrd.img : initrd.imgをExplzh等で展開して「initrd.buffalo」を取り出す
 └ 解凍パスワード: aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
uImage.img : uImage.imgをExplzh等で展開して「uImage-88f5182.buffalo」を取り出す
 └ 解凍パスワード: IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty
公式ファームウェアから取り出した「initrd.buffalo」と「uImage.buffalo」は「TFTP Boot Recovery 1.53」のディレクトリに上書きしてください
※「uImage-88f5182.buffalo」は「uImage.buffalo」に名前変更します。




イメージ転送

ツールを実行するPCのネットワーク設定

IPアドレス::192.168.11.1
サブネットマスク:255.255.255.0
※PCとNASは直接LANケーブルで繋いでください。(この時点でNASの電源は入れない)

TFTPの設定

  1. 「tftpd64.exe」を実行(管理者権限で実行してください)
  2. 「Settings」をクリック
  3. 「TFTP」タブで「Base Directory」に「TFTP Boot Recovery 1.53」のディレクトリを指定
  4. 「DHCP」タブで「IP pool start address」に「192.168.11.150」を入力
  5. 「DHCP」タブで「Siza of pool」に「10」を入力
  6. 「DHCP」タブで「Mask(Opt1)」に「255.255.255.0」を入力
  7. 「OK」で保存

ccm-sv-gifu_000211.jpgccm-sv-gifu_000212.jpg
※上記の設定が正しくできるとNASの電源を入れた際にIPアドレスが取得でき、Tftpd64にもログが出ます。

イメージ書き込み設定

  1. 「LinkStation_FW1.75」ディレクトリにある「LSUpdater.ini」ファイルをメモ帳で書き換え
    変更前

    [Flags]
    VersionCheck = 1
    NoFormatting = 1
    

    変更後

    [Flags]
    VersionCheck = 0
    NoFormatting = 0
    
  2. 「LinkStation_FW1.75」ディレクトリにある「LSUpdater.exe」を実行(管理者権限で実行してください)
    正しくネットワーク設定ができていて、BOOT用のイメージがTFTPで転送できている場合はNASの情報が認識できます。
    正しく認識した場合は「ファームウェア更新」をクリックしてください

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