土曜日, 1月 21, 2023
SSDのデータ完全削除の方法( Secure Erase )
HDDでのデータ削除は「0」や「1」埋めを繰り返せば完全削除は可能です。
しかしSSDでは「0」や「1」埋めをしても完全にデータを消す事はできません。
そこで登場するのが「 Secure Erase 」です。
【ステータス確認】
[User@Host]# hdparm -I /dev/sda Security: Master password revision code = 65534 supported not enabled #Securityが無効 not locked frozen #機能がロックされている not expired:security count supported:enhanced erase
【SATAを刺したまま、電源のみ抜く】
※電源の抜き差ししなくてもコマンドで有効化する事もできる場合があります。(スリープにする)
[User@Host]# echo -n mem > /sys/power/state
【ステータス確認】
[User@Host]# hdparm -I /dev/sda Security: Master password revision code = 65534 supported not enabled #Securityが無効 not locked not frozen #機能が有効になった not expired:security count supported:enhanced erase
【パスワードをセットして有効にする】
「{{password}}」はてきとうなパスワードに置き換えてください
[User@Host]# hdparm --user-master u --security-set-pass {{password}} /dev/sda
【ステータス確認】
[User@Host]# hdparm -I /dev/sda Security: Master password revision code = 65534 supported enabled #Securityが有効 not locked not frozen not expired:security count supported:enhanced erase
【パスワードを削除して無効にする】
「{{password}}」は設定したパスワードに置き換えてください
[User@Host]# time hdparm --user-master u --security-erase {{password}} /dev/sda
以上で完全なデータ破壊は完了
SONY パソリ RC-S320 サポート終了でドライバが公式サイトから消えたから探した
中古なら格安でそれなりの数も入手しやすいRC-S320ですが、既にサポート終了しており使い道も限られています。
その為、公式サイトからもドライバは入手ができない状態となりました。
なのでミラー公開
nfcportwithdriver(rc-s320).exe
土曜日, 12月 31, 2022
BUFFALOのNAS復旧 (容量アップでの交換も同様手順が使える)
流れ
- イメージデータを準備する
- ツールを実行するPCのIPアドレスを変更する
- Tftpd64でDHCPの設定をする
- Tftpd64でTFTPの設定をする
- NASとPCを直接LANケーブルで繋げる
- NASの電源を入れる
電源を入れるとDHCPでIPアドレス取得して 192.168.11.1 (PC)のTFTPサーバーからBOOT用のイメージを取得する - LSUpdater.exe(公式ツール)でFWを書き込み
- 復旧完了
必要なツール
圧縮解凍ソフト:Explzh(64bit版)
└ https://forest.watch … ary/software/explzh/
イメージを転送するツール:Tftpd64(tftpd64.464.zip)
└ https://bitbucket.or … n/tftpd64/downloads/
イメージを転送するツール(中のデータが欲しいだけ):TFTP Boot Recovery 1.53.rar
└ https://www.yokoweb. … 0Recovery%201.53.rar
公式ファームウェア(検索してください)
└ https://www.buffalo. … p/download/software/
必要なデータの準備
TFTP Boot Recovery 1.53.rar の解凍
Explzh等の解凍ソフトで解凍してください。
公式ファームウェアの解凍
私の場合は「LS-Y2.0TL」なので「ls_series-v175.exe」をダウンロード
ダウンロードした実行ファイル(exe)を起動すると、「C:BUFFALOls_series-v175」に解凍されデスクトップにそのショートカットが作成される(スクリーンショットはディレクトリ移動しています。)
initrd.img : initrd.imgをExplzh等で展開して「initrd.buffalo」を取り出す
└ 解凍パスワード: aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB
uImage.img : uImage.imgをExplzh等で展開して「uImage-88f5182.buffalo」を取り出す
└ 解凍パスワード: IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty
公式ファームウェアから取り出した「initrd.buffalo」と「uImage.buffalo」は「TFTP Boot Recovery 1.53」のディレクトリに上書きしてください
※「uImage-88f5182.buffalo」は「uImage.buffalo」に名前変更します。
イメージ転送
ツールを実行するPCのネットワーク設定
IPアドレス::192.168.11.1
サブネットマスク:255.255.255.0
※PCとNASは直接LANケーブルで繋いでください。(この時点でNASの電源は入れない)
TFTPの設定
- 「tftpd64.exe」を実行(管理者権限で実行してください)
- 「Settings」をクリック
- 「TFTP」タブで「Base Directory」に「TFTP Boot Recovery 1.53」のディレクトリを指定
- 「DHCP」タブで「IP pool start address」に「192.168.11.150」を入力
- 「DHCP」タブで「Siza of pool」に「10」を入力
- 「DHCP」タブで「Mask(Opt1)」に「255.255.255.0」を入力
- 「OK」で保存
※上記の設定が正しくできるとNASの電源を入れた際にIPアドレスが取得でき、Tftpd64にもログが出ます。
イメージ書き込み設定
- 「LinkStation_FW1.75」ディレクトリにある「LSUpdater.ini」ファイルをメモ帳で書き換え
変更前[Flags] VersionCheck = 1 NoFormatting = 1
変更後
[Flags] VersionCheck = 0 NoFormatting = 0
- 「LinkStation_FW1.75」ディレクトリにある「LSUpdater.exe」を実行(管理者権限で実行してください)
正しくネットワーク設定ができていて、BOOT用のイメージがTFTPで転送できている場合はNASの情報が認識できます。
正しく認識した場合は「ファームウェア更新」をクリックしてください